どんな職種においてもキャリアアップは仕事の幅を拡げるために必要なことです。実務経験はもちろんですが、資格の取得もキャリアアップには重要になってきます。
介護の仕事にも、初歩的な業務に不可欠な資格から、より専門的な知識を習得するためのものまでたくさんの資格があります。まず介護の仕事を行うために必要となる資格が介護職員初任者研修です。この課程を修了することで、介護施設の業務の他にもホームヘルパーとして働くことができます。さらに実務者向けの資格に介護職員実務者研修があります。医療的ケアやたん吸引などより幅の広い業務が行えるようになります。この課程の修了は、国家資格の介護福祉士を取得するために必要になります。
これらが介護職としての根幹となる資格になりますが、さらに介護現場を管理する資格としてケアマネージャーや認定介護士といった資格もあります。その他にも、直接介護の業務に必要ではないですが、社会福祉士や栄養士、理学療法士といった国家資格は介護の仕事に関わってくる資格です。こういった資格の取得にチャレンジしていくことは、自分自身のキャリアアップに繋がってきます。
資格を取得してキャリアアップすることは、介護の仕事に従事していく上でのモチベーションになります。また、少子高齢化が進んでいく日本社会において、介護職は今後ますます必要になってきます。様々な資格を習得して、介護職員の人材育成など指導ができるような立場はとても重要視されるようになるでしょう。